男遊びしかしていなかったが10年ぶりに風俗に行った話

下記は増田に投稿したら風俗ポリシーに違反して削除されたため、供養に投下したものです。

 

 

あまりにも女との出会いがないのでこの10年はほとんど男(女装子)遊びをしていたのだが、ふと帰省したついでにこの風俗的地の利を活かさないのはもったいない(実家が大阪)と思い、新地に繰り出すことにした。
あと自分がまだノンケでもあることを確かめるために(二次元では抜ける)。
(余談だが、自分はLGBTを禁止する奴らは自分が同性にも流されることがあることを自覚しているバイの人だと思っている)

 


まず、事前にヨッピーがおすすめしていた布施の湯〜トピアで身体を整える。
血流がよく巡っていると勃ちが良くなるため、10年ぶり風俗に対して準備万端で挑みたいからである。

 

しかし今から女を抱きに行こうというのに、スリ筋の若い子の腹筋に目を奪われてしまうというのは矛盾しているように思えるが、両立してしまう自分の性の奔放さよ。
北欧館(大阪の有名なゲイの発展場)に行くのもありかという思考がよぎったものの(行ったことなかったので)、初志貫徹、そんな東京でもできることは今やる必要ないと男遊び思考は捨て置く。

 

少なくとも10年前はそんな考えなんて思い浮かばなかった。
周りに女がいない暗黒の大学時代を過ごし、そして就職したものの女がいない環境。モテない以前に女が周りにいないので非モテ以下の存在のくせに、何故か非モテを拗らせて、さらに女に苦手意識を持つ悪循環。
そして元々二次元ではふたなりモノが好きだった影響から女装娘モノも行けるようになり、じゃあもう自分で女装すればいいんじゃね?とリアルに女装を始め、そうするとそういうコミュニティに入ったりすることで、あれ…前々から薄々気づいてたけど俺って需要あるな…からのヤるだけなら超簡単な男遊びにどっぷりはまってしまった10年間だった。(今はもはや女装すらしていない)

 

しかし35も越えて、ようやく女に対する自信(主に収入面)を得たので、ようやく女性との付き合いを始めたいと思えるようになったきた。
男ではダメだった。やはり根はノンケなので性的対象には見れても、恋愛対象には見れない。
そして何よりは自分は、うっすらと、だが確実に拭いきれない脳の奥にこびりついている女とのイチャラブしたい欲(コンプレックスとも言う)を満たしたいのだ。
その第一段階として、こんな後にも残らないことに大金(この金で新しい家電買えるのにッ!)を使う理由を固めていくのである!!
(ちなみに今年の抱負は「できるだけ青春を取り戻す」であるためこれは特別予算としても計上できる)

 

そのような色々な想いを抱えながらも十分に整い、血流を身体中に滾らせて臨戦体制となった私は新地に向かうのだった。

 


新地と言っても有名な飛田新地ではなく、九条にある松島新地というところにいった。10年前に行った風俗がちょうど飛田だったので新しいところに行きたかったのと、こっちの方が少し安いからである(飛田は30分21000円、松島は30分16000円)

 

最寄駅から松島新地は飛田のいかにも退廃的オーラが漂う商店街を抜けるのではなく、普通に地元の方も日常利用する商店街の側にあるため逆に違和感が目立つ。

 

飛田新地と同様に松島新地も店の前に女の子が座っているので、気に入った子がいればその子を指定してお店の中で瞬間的に仲良くなるシステム(意訳)である。

 

そのためどんな女の子がいるかなぁと、いくつもある通り沿いに見ていくのだが、店ごとにいる声かけおばちゃんの勧誘圧に曝されることになる。
ゆっくり女の子を見たいところなのだが圧に負けてしまっては元も子もないので、ちらっと一瞥して軽く愛想笑いして去るを繰り返す。
ただでさえ人見知りの自分にはこれがゴリゴリとメンタルが削れる作業なのだが、好みの子を見つけては脳内マップにフラグ立ててキープしてテンションを上げると言うジェットコースター並みのメンタルの上下幅で頭がおかしくなりそうになる。
ただ、具体的に今からやりたい子を探すと言うシチュエーションは自分の好みの言語化にすごく役立つということがわかった。

 

具体的に言うと、地雷系メイクのツインテールのオタク特攻のメイドさんと、ガタイ良しおっぱい良しのムチムチなカウガールさん。
クソ寒い中30分ぐらいうろついて、あぁ俺の好みはこれかと。

 

しかしここからが悩んだ。
元々の気持ちとしては折角なんで二次元のフェチと近しいところを攻めたかった。そう言う意味だとカウガールさんを選びたい。しかし地雷系メイクメイドさんも特攻にブッ刺さってる身としては忘れられない…

 

しかし寒い中のもあり、徐々に決断を下す力が失われていく…
もう何だか帰りたくなってきたときに思い出したのは、地味系(新地の中では)でにこやかに軽く手を振ってくれて積極的でもないが選んでくれたら嬉しいなオーラを出してた人。

 

こういうときは、もう俺のことを受け入れてくれそうな人が一番頭ん中にすっと染みるんだなぁと。俺は俺に優しい子が好き…
言語化できていますね。

 

いやいやなんでもう指針的にはカウガールさんってきまっているのにそこで別の選択肢を選ぶのか。
一番好きなところに行かずにそういう、なんか変な感じに弱気になって本来的には優先順位低いところに行こうとするのは本当に悪い癖だぞ、と自分を戒める。

 

そして俺はカウガールを選んだ。

 

お店の前で女の子を指名するとそのまま二階にある個室の一つに案内される。
部屋に入るまでに緊張で呂律が回らず会話が噛み合わない。寒さのせいかもしれない。
最初に何分コースかを選ぶのだが、30分と決めていたのに変に見栄を張って40分にしてしまう(+5000円)。料金表に本来なら20分コースもあるのに30分からしか書いてないのは罠なので気をつけましょう。

 

コースを伝えた後は特にロマンチックな流れもなく、じゃあ服脱いでバスタオル腰に巻いて待っててね〜と、部屋に待機。シャワーを準備しているっぽい。しかし脱いでから分かったが、この部屋が異様に寒い。震えながら少し待っているとシャワーの準備が終わってカウガールの子が部屋に戻ってきた。そしてそのままその場で淡々とカウガールコスを脱いでいく。
おっぱいである。おそらくEカップはあるかと思われる。
ん…おっぱいだな…以上の感想が出てこない。もっとこう…なんだ、気分が上がるかと思ったが、いやエロいよ?エロいんだけど、エロいんだけどぁ…
あれ、もっと興奮しないんだ俺、みたいな混乱。そう、もうたぶん二次元に頭壊されてるんだわ。
下も脱いでくれた。当たり前だが、ここ10年見続けていたものが股間にないのは新鮮である。あれ…何もないと逆に(?)エロくないな…という、いやこれもしかしてパンツ履いていた方が気持ち上がる疑惑あるな…という女体に期待しすぎの本当にめんどくさい客である。

 

10年ぶりだから…しかもその一回しか経験ないからほとんど童貞みたいなもんだから…

 

そんなめんどくささは顔に出さず(出てたかもしれない)に一緒にシャワーを浴びる。
相手の柔肌にもシャワーがかかる。股間まで垂れていく雫。
他愛ない会話をしながら、全然元気にならないGUSOKUに不安しかなかった。
まだ身体が冷えすぎていたせいかもしれない。

 

部屋に戻るとごめんなさい〜暖房じゃなくて除湿ついてたwwという謝罪を受けて本当に身体が冷えすぎという可能性が否定できなくなった。(そういうことにしたい)

 

よしじゃあ始めるかの空気が、競馬のダートが開かれるあの無言のタイミングに似ているなぁと思いつつとりあえずおっぱいを触ってみた。

 

痛いと怒られる。

 

そんなにおっぱいが敏感なことはあるあるネタとしてしっていたがそこまでとは…これマジで勉強になるな…と感銘を受けていると、そんな童貞ムーブをかましたことで完全に主導権は向こうに取られた。
それから本番のためにGUSOKUををこねくり回したりおっぱいに押し付けてくれたりして3分。一向に勃たないGUSOKU
勃たない言い訳をするたび、向こうが赤ちゃん扱いしてくるのがわかる。
いたたまれなさに何とも申し訳ない感情になるが、開始から5分くらいしてようやく血が巡ってきたのかGUSOKUが勃ってきた。

 


本番開始である。
正常位で簡単にインサートされるだけでぬるっと入る。ちゃんとそういう器官であることが間違っていないかのように。(普段は間違った使い方しかしていないので)

 

開始するピストン運動。気持ち良し。演技だろうが相手の喘ぎ声は気分を昂めてくれる。
しかし、実家に帰ってきてから一切抜いていないのですぐにイキそうになり焦る。このままでは完全に素人童貞の烙印がついたまま…いや俺だってタチでこなしたプライドぐらいあるからこのままでは終われない!と変なプライドが横切るが、イキそうになるの抑えるへっぴり腰使いが相手の腰使いのリズムに合わず、もう完全にセックス慣れしていない童貞の腰使いそのもので、俺のプライドはもうボロボロで私は赤ちゃんでした。


キスとか、体を舐めることはこのご時世さすがに禁止なので、相手の抱きつくようにして顔を相手の頭の横に埋めて、腰使いに専念する。
そうなると、目をつむって等身大オナホにヘコヘコ腰を動かしているだけじゃんこれと、徐々に心の期待値がズレていくことがわかる。

 

俺がしたかったことはこれなのか…いや、俺がしたかったことは求め求められるイチャラブセックスであり、こういう一方的な性的消費ではないんだよなぁと思いつつ果てた。

 

風俗では疑似的にそういうことができるかもだが、やはり性的にお互いを求めたい。だから俺はそういうのが分かりやすい男沼にハマっていったんだろうなぁと今になって思う。

 

そして性的に加えて恋愛的にもお互い好き同士になれば最高じゃん!が今の俺の婚活(恋活)のモチベであることを再認識した。

 

風俗自体これはこれでお手軽でとても良いと言うか、普段なら抱けない人を抱けてとても経験としてはありがたいのだが。
なので次は地雷系メイクのオタク特攻にブッ刺されたいなぁ、と心に誓って松島新地を出たのであった。